劇団劇作家 本公演 劇読み! Vol.3で上演される作品をご紹介します。(順不同)
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『この花折るな』作=守夏代
失踪していた父が20年ぶりに戻ってきた。父を激しく憎み、妹のさかな子には偏執的愛情を注ぐ川子。予測庁勤務の大吉之助。セキュリティインストラクター夢子。
「父不在の時代」に生きる彼らにとって、「美しい」とは何か?
父と美とセキュリティにまつわる、真剣なコント。
『痩せてたまるか!』作=相馬杜宇
メタボ対策に力を入れている製菓メーカー「成島製菓」の減量プログラムが始まって1ヶ月が経過した日、今日は「センセイ」が視察に来ることになっている。しかし参加者の中には「痩せてたまるか!」と反旗を翻す者がいて……。
メタボブームを背景に国家が生活に介入する状況をコミカルに、痛烈に描いた社会派コメディー。
『時はおもちゃ箱に詰めこんで』作=錦織伊代
二十歳の誕生日。都内に住む平凡なOL・菜月の部屋に現れたのは幼馴染みの桃と、奇妙な集団「迷子達」。授業という名の「不思議な遊び」を繰り広げる迷子達との共同生活は、菜月の心の蓋を徐々に開いていく。そこには、詰め込んだはずの“記憶”が眠っていた……。忘れた者と、忘れられなかった者。菜月の元を訪れた桃の目的、そして迷子達の真意とは何か? 少女と女性の間を揺れ動く“女の子”たちの姿を描く。
『ざっとむがし、あっとこさ』作=佐藤喜久子
東北。若い男が記憶に引き寄せられて伯父の家へ。伯父は不在で電話を借りるため訪ねた隣家。水仙の咲く家には老女と耳の聞こえない若い女が待っていた。老女は終日姉たちが残した古い着物を解き、縫い合わせ、つなぎ合わせて様々なものを作っていた。老女もまた、幼いころ耳が聞こえなかった。耳の聞こえない少女が何を見たか。何を知ったか。老女は姉たちの話を語りだす。それは、悲しく、切なく、滑稽で、恐ろしい話であった。
『金の卵1960 ~あすなろう~』作=三浦実夫
「もはや戦後ではない」を合言葉に、高度経済成長期に突入した60年代。「安保反対ゴッコ」の声が聞こえる新宿のドヤ街の一画にある、24時間フル稼働のパン工場に、夢と希望を抱いた少年少女が就職してくる。が、余りに劣悪な職場環境と激動する時代に翻弄される二人の「金の卵」。そこで出会った人々と共に悩み傷つきながら、それぞれの夢と希望を必死に模索し、明日を信じて生きた若者達の青春群像ドラマ…。
『月、白き水晶の夜』作=有吉朝子
大正時代の精神病院。若い医師和田三郎が赴任、星崎初子と出会う。彼女はかつて三郎の父親と恋をし、それを知った夫から二十年以上強制的に入院させられていた。満月の夜、初子が三郎の机から見つけた英文オペラ「白狐」。その作者が恋人だと気づく初子だが、再会を信じていたその男はすでに亡くなっていた。一月後に迫った園遊会で「白狐」を上演しようとする初子。その目的とは…?
短編『どっきり地獄』作=黒川陽子
M-1グランプリで優勝を果たした漫才コンビ。その後、ボケのみっちーとツッコミのタッツンの間には人気格差が広がっていた。みっちーの今後を考え、コンビの解散を切り出すタッツン。しかしそれは、テレビのドッキリ企画だった。みっちーを引っかけたとタッツンは喜ぶ。一方、みっちーのほうでもタッツンにドッキリを仕掛けていたから、事態はどんどんややこしくなっていって――
短編『幕切れ』作=相馬杜宇
離婚届を出しに行く車内。男が食べるポテトチップスと後部座席に乗っている赤子の声が響き渡る。
短編『ムラサメ』作=坂本鈴
その男は、血を浴びれば浴びる程切れ味を増す妖刀、『村雨丸』のように、女を抱くほどいい男になるというそんな男。その男が、抱かせないけど男に告らせる、ということを生きがいにしている女に出会う、大学の授業の三限目。
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