©2019 gekidan-gekisakka all rights reserved.

旗揚げ公演『劇読み! Vol.1』

2007年5月29日(火)~6月3日(日)

新宿・Miracle(ミラクル)

劇作家は書いてるだけじゃダメですか?
本公演では、8人の劇作家の戯曲8作品を『劇読み!』。平日の全公演にアフタートークが付くほか、土日公演はフェスティバル形式で、各日4本を連続上演します。

上演作品

 

ProgramA 5月29日(火)18:30~/6月3日(日)15:30~

『佳子のさくら』佐藤喜久子

万里子は死の床にある。付き添うのは、自分をアンと呼ぶ介護人の安子。ふたりを結びつけたのは愛読書である「赤毛のアン」。

不幸を想像力で乗り越える“女の子”の話。ふたりは空想の中でスイスの山を登り、万里子の家への道を辿る。 家には一本の桜の木があり、万里子には誰にも言えない秘密があった。

演出:関根信一(劇団フライングステージ)

出演:青木玲子、菅野園子、児玉利和


ProgramB 5月29日(火)20:00~/6月3日(日)11:30~

『親シラズ』福山啓子
携帯電話がまだ普及していなかった頃、とあるアパートの一室での母と娘。娘の流産をきっかけに話をするうちに、母の秘密と、父の生き様が次第にあぶり出されていく。日常会話の中に織り込まれた生と死の物語。

演出:関根信一(劇団フライングステージ)
出演:伊藤かおる、泉川真理

 


ProgramC 5月30日(水)16:00~/6月3日(日)13:00~

『白狐』白井美佐子
平安時代に名を馳せた安倍晴明は、その尋常ならざる力のために日々「魔」に狙われている。ある日、晴明の元に比丘尼が病の友を助けてほしいと訪ねてきた。この友こそが晴明の祖母、白狐の長である千樹であった。幼い頃に別れた母との再会を予感し、比丘尼とともに千樹の元へと行く。母と再会した晴明の心の弱みにつけ込み、晴明を取り込もうとする「魔」との闘い。やがて二度目の別れが――。幻想世界に繰り広げられる、平安の世のもうひとつの物語。

演出:山本健翔(劇舎カナリア)

出演:児玉信夫、伊藤かおる、奥山真佐子、藤あゆみ、唐沢大介、児玉利和、小山太郎、山口景子、伊藤めぐみ、手塚美南子、遠藤紀子、桑島貴洋、小田マナブ、犬塚浩毅


ProgramD 5月30日(水)19:00~/6月2日(土)14:30~

『ドールハウス』 錦織伊代
都心から少し外れた所にあるキャバクラ『DOLLS』。稼ぎ時である12月の金曜日、店ではコスプレイベントの準備が進められていた。外は生憎の天気で、マネージャーの三井はひとり苛立っている。そこにアルバイト情報誌を手にした少女・春子が飛び込んできて、春子はその夜、キャバクラ嬢“リカ”として働くことになる。……嘘、金、愛、男、女……。華やかな表面とは裏腹に、次第に浮き立ってくる女たちの葛藤。お金という魔力に魅せられた女たちが迷い込んだ“キャバクラという迷路。男はなぜここに来るのか、女はなぜここで働くのか.....? 嵐の直撃した夜、少女が通り過ぎた一夜の物語。

演出: 関根信一(劇団フライングステージ)
出演:山口景子、鈴木里沙、手塚美南子、伊藤めぐみ、明樹由佳、遠藤紀子、犬塚浩毅、桑島貴洋、小田マナブ、金井節、剣持直明、小山太郎

ProgramE 5月31日(木)16:00~/6月2日(土)13:00~

『在り処』 相馬杜宇

誰もいないと入ってみたら、コタツの中から老婆の顔が。万事休すのその瞬間、「おお、お帰り」の挨拶ひとつ。……え? 空き巣に入った家の老婆に息子だと思われた男の物語。息子のフリも楽じゃない。福祉に燃える役場の職員はやってくるし、息子を名乗る電話はかかってくるし、老婆は泊まれとうるさいし、おまけに獲物の通帳は見つからない……。ぎこちない擬似親子のやりとりから、現代社会において生きにくい人間の姿が浮き彫りにされていく――。


演出:関根信一(劇団フライングステージ)

出演:藤あゆみ、板倉哲、唐沢大介

ProgramF 5月31日(木)19:00~/6月2日(土)17:00~

『フォルモサ!』石原燃
日本植民地時代の台湾。雲をも突き抜ける高い山々には、他を圧倒するほどの植物や昆虫たちが息づき、たくさんの原住民が彼らの神と共に暮らしていた。そんな原住民たちに魅了され、その研究に生涯を捧げたひとりの人類学者とその妻の 物語。彼の研究への情熱は、審人討伐をきっかけに、いつしか狂気へと変わっていく。



演出:山本健翔(演劇集団円)


出演:板倉哲、遠藤紀子、小田マナブ、伊藤めぐみ、唐沢大介、金井節、剣持直明、藤あゆみ、犬塚浩毅、奥山真佐子​


ProgramG 6月1日(金)16:00~/6月2日(土)19:30~

『正しい海賊の作り方』坂本 鈴
美しい女船長、ママが牛耳る貿易船「男は奴隷号」。船員は女3人と男5人の計8人。男たちは、みんなママの恋人であり、奴隷である。女は船長のママのほかに、美少女のララ、醜女で召使いのリリが乗っている。やがてララがママから、 船員たちを寝取って、船長になる。ママが船から降りると、ララは「男は奴隷号」を貿易船から、海賊船に変える。そんなララの姿に憧れたリリは、お洒落をするようになり、ララを出し抜いて、男たちの中心にいるようになる。やがてリリはララが男たちを支配しているつもりで、支配されていたことに気づいていく。

演出:山本健翔(演劇集団円)

出演:鈴木里沙、伊藤めぐみ、明樹由佳、唐沢大介、桑島貴洋、小田マナブ、小山太郎、剣持直明


ProgramH 5月9(月)14:00~/5月10日(火)19:00~

『円山町幻花』 三井快
バブル崩壊後の渋谷・円山町に取り壊しの決まった小さなビルがある。屋上は、最後に残った居場所のない住民や女たちのアジール(聖域)となっていた。そんな場所に立ち退き屋の男がやってくる。男は当然のことながら、この場所の立ち 入りを禁止する。だが、ある女と出会うことで、男の心情は 激しく揺らぎはじめる。女は、昼は一流企業のOL、夜は円山町で体を売るというふたつの顔を持っていた。裏稼業に自らの未来を重ねられなかった男と、孤独な体を持った女。彼らの、互いに激しく擦れ合うかのような葛藤は、消えることを約束されたこの場所に何を残していくのか――。

 

演出:三井快

出演:池田火斗志、伊藤めぐみ、伊藤かおる、手塚美南子、鈴木里沙、山口景子、紀伊修平、明樹由佳、金井節
 

<アフタートークについて>

平日、全公演後に著名な劇作家をゲストにお招きして、 各作家が作品について語るアフタートークを開催。
5月29日(火)

 『佳子のさくら』別役実氏 
  『親シラズ』別役実氏 
5月30日(水)

 『白狐』横内謙介氏 
 『ドールハウス』横内謙介氏 
5月31日(木)

 『在り処』永井愛氏

  『フォルモサ!」永井愛氏
6月1日  (金)

 『正しい海賊の作り方』篠原久美子氏

 『円山町幻花』渡辺えり子氏

<キャスト>

青木玲子(東宝現代劇) 
明樹由佳((株)メッセージ)
池田火斗志
泉川真理(青年劇場)
板倉哲(青年劇場)
伊藤かおる(青年劇場)
伊藤めぐみ(青年劇場)
犬塚浩毅(青果鹿)
遠藤紀子(NiceAge)
奥山真佐子
小田マナブ((株)メッセージ)
金井節(劇団だるま座)
唐沢大介(劇団だるま座)
菅野園子(東宝現代劇) 
紀伊修平(M☆A☆S☆H)
桑島貴洋
剣持直明(だるま企画)
児玉利和(東宝現代劇)
小山太郎
鈴木里沙(劇団扉座)
手塚美南子(天然工房)
藤あゆみ(座・コスモス)

山口景子(劇団扉座)

     50音順

<スタッフ>
総合演出:篠原久美子
舞台監督:小野八着
美術:南志保
照明:瀬戸あずさ(balance,inc.LIGHTING)
音響:石井隆(青年劇場)
衣装・小道具=青年劇場
宣伝美術:長谷川智史 
制作:劇団制作社
主催:劇団劇作家