2009年10月7日(水)~10月12日(月/祝)
TACCS1179
好みのホンが必ず見つかる!
劇団劇作家の本公演「劇読み!」の第3弾!
8人の劇作家の戯曲をフェスティバル形式でお届けします。
平日の夜公演にポストパフォーマンストークが付くほか、土日祝日公演はフェスティバル形式で、各日3~4本を連続上演します。
<キャスト>
稲葉智美
枝元萌(ハイリンド)
遠藤純一(劇団昴)
遠藤好(青年座)
及川陽葉(劇団 俳協)
鴨川てんし(燐光群)
河合杏奈
河嶋政規(プロペラ☆サーカス)
菊地一浩
岸槌隆至(文学座)
日下部そう(有限会社プリッシマ)
小泉真希(俳協)
斉藤真(劇団俳小)
阪上善樹(サムライプロモーション)
清水愛(俳協)
志村彩佳(WHOOPEE)
鈴木弘明
高橋義和
手塚美南子(天然工房)
西田夏奈子
西山水木(La Compagnie An)
はなたろう
原陽三(青年劇場)
日榮春華(劇団 俳協)
福井裕子(演劇集団 円)
藤あゆみ
三原玄也(オフィスクロキ)
矢原将宗(THEATRE MOMENTS)
山本悠生(俳協)
50音順
<スタッフ>
総合演出:篠原久美子
演出:
関根信一(劇団フライングステージ)
藤井ごう(R-vive)
山本健翔
舞台監督:木村篤(SEVENTH FIELD)
照明:瀬戸あずさ
音響:青木タクヘイ((株)ステージオフィス)
方言指導:根本 豊
宣伝デザイン:atelierKINOco inc.
予約管理システム:シバイエンジン
企画・製作:劇団劇作家
協賛:TACCS1179
主催:劇団劇作家
<協力>
WHOOPEE、演劇集団 円、オフィスクロキ、劇団昴、劇団俳協、サムライプロモーション THEATRE MOMENTS、スターダス21、青年劇場、青年座、天然工房、俳協、ハイリンド、FUKAIPRODUCE羽衣、プロペラ☆サーカス、文学座、有限会社プリッシマ、La Compagnie An、 燐光群(50音順)
『劇読み! Vol.3』
上演作品
ProgramA
『この花折るな』守 夏代
失踪していた父が20年ぶりに戻ってきた。父を激しく憎み、妹のさかな子には偏執的愛情を注ぐ川子。予測庁勤務の大吉之助。セキュリティインストラクター夢子。「父不在の時代」に生きる彼らにとって、「美しい」とは何か?
父と美とセキュリティにまつわる、真剣なコント。
演出:藤井ごう
出演:遠藤 好、小泉真希、鴨川てんし、菊地一浩、西田夏奈子、阪上善樹
ProgramB
『痩せてたまるか!』相馬杜宇
メタボ対策に力を入れている製菓メーカー「成島製菓」の減量プログラムが始まって1ヶ月が経過した日、今日は「センセイ」が視察に来ることになっている。しかし参加者の中には「痩せてたまるか!」と反旗を翻す者がいて……。
メタボブームを背景に国家が生活に介入する状況をコミカルに、痛烈に描いた社会派コメディー。
演出:山本健翔
演出:河嶋政規、高橋義和、遠藤純一、岸槌隆至、及川陽葉、枝元 萌、西山水木、小泉真希、手塚美南子、稲葉智美、鈴木弘明、山本悠生
ProgramC
『時はおもちゃ箱に詰めこんで』錦織伊代
二十歳の誕生日。都内に住む平凡なOL・菜月の部屋に現れたのは幼馴染みの桃と、奇妙な集団「迷子達」。授業という名の「不思議な遊び」を繰り広げる迷子達との共同生活は、菜月の心の蓋を徐々に開いていく。そこには、詰め込んだはずの“記憶”が眠っていた……。忘れた者と、忘れられなかった者。菜月の元を訪れた桃の目的、そして迷子達の真意とは何か? 少女と女性の間を揺れ動く“女の子”たちの姿を描く。
演出:関根信一
出演:小泉真希、清水 愛、河合杏奈、はなたろう、山本悠生、西田夏奈子、手塚美南子、日榮春華、志村彩佳
ProgramD
『ざっとむがし、あっとこさ』佐藤喜久子
東北。若い男が記憶に引き寄せられて伯父の家へ。伯父は不在で電話を借りるため訪ねた隣家。水仙の咲く家には老女と耳の聞こえない若い女が待っていた。老女は終日姉たちが残した古い着物を解き、縫い合わせ、つなぎ合わせて様々なものを作っていた。老女もまた、幼いころ耳が聞こえなかった。耳の聞こえない少女が何を見たか。何を知ったか。老女は姉たちの話を語りだす。それは、悲しく、切なく、滑稽で、恐ろしい話であった。
演出:山本健翔
出演:藤あゆみ、志村彩佳、山本悠生、原 陽三
ProgramE
『金の卵1960 ~あすなろう~』三浦実夫
「もはや戦後ではない」を合言葉に、高度経済成長期に突入した60年代。「安保反対ゴッコ」の声が聞こえる新宿のドヤ街の一画にある、24時間フル稼働のパン工場に、夢と希望を抱いた少年少女が就職してくる。が、余りに劣悪な職場環境と激動する時代に翻弄される二人の「金の卵」。そこで出会った人々と共に悩み傷つきながら、それぞれの夢と希望を必死に模索し、明日を信じて生きた若者達の青春群像ドラマ…。
演出:藤井ごう
出演:山本悠生、高橋義和、はなたろう、日榮春華、河合杏奈、手塚美南子、原 陽三、菊地一浩、河嶋政規、阪上善樹
ProgramF
『月、白き水晶の夜』有吉朝子
大正時代の精神病院。若い医師和田三郎が赴任、星崎初子と出会う。彼女はかつて三郎の父親と恋をし、それを知った夫から二十年以上強制的に入院させられていた。満月の夜、初子が三郎の机から見つけた英文オペラ「白狐」。その作者が恋人だと気づく初子だが、再会を信じていたその男はすでに亡くなっていた。一月後に迫った園遊会で「白狐」を上演しようとする初子。その目的とは…?
演出:関根信一
出演:福井裕子、遠藤好、及川陽葉、菊地一浩、矢原将宗、日下部そう、斎藤 真
ProgramG
短編連続上演
『どっきり地獄』黒川陽子
M-1グランプリで優勝を果たした漫才コンビ。その後、ボケのみっちーとツッコミのタッツンの間には人気格差が広がっていた。みっちーの今後を考え、コンビの解散を切り出すタッツン。しかしそれは、テレビのドッキリ企画だった。みっちーを引っかけたとタッツンは喜ぶ。一方、みっちーのほうでもタッツンにドッキリを仕掛けていたから、事態はどんどんややこしくなっていって――
『幕切れ』相馬杜宇
離婚届を出しに行く車内。男が食べるポテトチップスと後部座席に乗っている赤子の声が響き渡る。
『ムラサメ』坂本 鈴
その男は、血を浴びれば浴びる程切れ味を増す妖刀、『村雨丸』のように、女を抱くほどいい男になるというそんな男。その男が、抱かせないけど男に告らせる、ということを生きがいにしている女に出会う、大学の授業の三限目。
演出:関根信一
出演:及川陽葉、河合杏奈、小泉真希、高橋義和、はなたろう、三原玄也
Special
シンポジウム『婚カツする戯曲たち』
ゲスト:坂手洋二氏、高萩 宏氏、西山水木氏
進行:篠原久美子